ワンピース1114話「イカロスの翼」では、衝撃の事実が明らかになりました。
ジョイボーイは世界で最初の海賊だったのです。
「空白の100年」や「900年前」に関する重大な示唆も。
一方、「マザーフレイム」の存在が再び注目を集めています。
本記事では、1114話の内容を詳しく解説し、考察します。
※ネタバレを含みますので注意してください。
この記事を読むと分かること
- 1114話「イカロスの翼」の詳しいあらすじと見どころ
- 「空白の100年」や「900年前」に関する新情報
- 「マザーフレイム」とは何か
- ジョイボーイとは何者か
1114話「イカロスの翼」あらすじと感想 ※ネタバレ注意
ベガパンクの衝撃の告白「世界が海に沈む」に世界中が大混乱。
五老星は必死にベガパンクの配信を止めようとするが間に合わない。
ベガパンクは自身の「二つの罪」について語り始める。
一つ目は「太陽に近づきすぎた」こと、つまりマザーフレイムを作ったこと。
二つ目は「ポーネグリフを解読した」ことだという。
そして、空白の100年について重大な発言が。
ベガパンク曰く、歴史とは「物語」であり、その主人公こそ「ジョイボーイ」。
衝撃の事実、ジョイボーイはこの海で初めて「海賊」と呼ばれた男だったのだ!
「イカロスの翼」というタイトルには、ベガパンクが禁断の領域に踏み込んだ自身を重ねている印象。
マザーフレイムで「太陽に近づきすぎた」こと、そして歴史の真実に迫ろうとする姿は、まさにイカロスのように大空へ飛び立とうとする冒険心と野心の表れといえる。
しかし、その先に待ち受けるのは海底か、それとも新たな時代の幕開けか。
ワンピース世界の歴史の真実が今、明かされようとしている。
ジョイボーイの正体、空白の100年の秘密、古代兵器の謎。
ベガパンクの告白は、物語の核心に迫る重大な転換点となりそうだ。
一方で、世界政府の思惑とは真逆の方向に進んでいるベガパンク。
世界の運命やいかに。
まさに神話のイカロスのように、飛翔と転落の危うい狭間に立たされているようにも見える。
これからのワンピースから目が離せない展開となってきた。
神話のイカロスの概要
イカロスは、ギリシャ神話に登場する人物の1人である。
伝説的な大工・職人ダイダロスとナウクラテーの息子とされる。
母ナウクラテーはクレータ島の王ミーノースの女奴隷であった。
ダイダロスとイカロスは、ラビュリントスの攻略法をアリアドネーに教えたことで王の不興を買い、迷宮(あるいは塔)に幽閉されてしまう。
彼らは蜜蝋で鳥の羽根を固めて翼をつくり、空を飛んで脱出した。
父ダイダロスはイカロスに「蝋が湿気でバラバラにならないように海面に近付きすぎてはいけない。それに加え、蝋が熱で溶けてしまうので太陽にも近付いてはいけない」と忠告した。
しかし、自由自在に空を飛べるイカロスは自らを過信し、太陽にも到達できるという傲慢さから太陽神ヘーリオス(アポローン)に向かって飛んでいった。
その結果、太陽の熱で蝋を溶かされ墜落死した。
イカロスの神話は、テクノロジー批判神話の一種であり、人間の傲慢さが自らの破滅を導くという戒めの意味もあった。
しかし、楽曲「勇気一つを友にして」のように、本来の教訓とは逆に、自らの手で翼を作り飛び立ったイカロスを勇気の象徴として表している例もある。
ワンピース1114話「イカロスの翼」では、ベガパンクが「太陽に近づきすぎた」ことを罪の一つとして告白しており、マザーフレイムの開発がイカロスの神話と重ねられている。
1114話から新たに分かったことを考察
世界は海に沈むことを知っている人物と知らない人物
イムは当然知っている。
世界が沈む発言を受け、沈黙するイム様の姿の一コマがあった。
おそらくこの事実を知っていたのでしょう。
世界の海面上昇により多くの土地が水没することは、イム様にとって不都合な真実だったのかもしれません。
サカズキとクザンは知っていそう
イムと同じように、世界が沈むという発言を聞いてサカズキは驚く様子もなく、ただ沈黙していました。
そして、クザンも全く同じように沈黙していた。
つまり、二人とも世界が海に沈むことを知っていた可能性が高い。
赤犬は何かを考えているような意味深な表情を浮かべており、世界の危機に対する覚悟を決めているようにも見えました。
ドフラミンゴは知っているが、マゼランは知らない様子
マゼランは「世界が海に沈むとなると何mだ?」と発言、それに対しドフラミンゴが「5mもあればたいがいの都市は全滅だ。みんなで引っ越すか?高い場所へよ!!!」と答えた。
これによりドフラミンゴは天竜人がなぜレッドラインの高い崖の上にマリージョアがあるのかなど、秘密を知っていそうなことが明らかに。
シャルリア宮は空白の100年について知らないことが判明
ベガパンクが「空白の100年」について語り始めた時、他の天竜人たちは怒り心頭でしたが、シャルリア宮だけは「空白の100年?何アマス?それは…」と知らない様子でした。
これにより、若い世代の天竜人には「空白の100年」などの歴史は知らされていない可能性が高いということが分かります。
「空白の100年」の歴史は政府や天竜人にとって不都合な歴史だと思われますが、これは今から900~800年前の出来事。
ネプチューンも知らなかった
ノアを代々守ってきたのに知らないのは違和感があるが、ノアの詳細な役割は知らないみたい。
このように、ベガパンクの告白は世界の人々に衝撃をもたらすとともに、情報を握る者と知らされていない者の差が浮き彫りになった重要な場面でした。
世界の危機に対し、これからどのような動きが出てくるのか注目です。
マザーフレイムに関して
マザーフレイムの概要
マザーフレイムという言葉が初めて登場したのは1086話。
イム様が言及した際に初出。
マザーフレイムはDr.ベガパンクが作り出したエネルギー源と考えられている。
エッグヘッドにある「融合炉」で生み出されている。
マザーフレイムは非常に強力で、ルルシア王国を一瞬で消滅させた兵器のエネルギー源だった。
海に大穴を開けるほどの威力。
1回使用すると海面が1m上昇する。
マザーフレイムは古代エネルギーや太陽エネルギーに関連している可能性がある。
「母なる炎」という名前の意味は「炎のエネルギー源」とも解釈できる。
古代兵器プルトンやウラヌスはマザーフレイムをエネルギー源としている可能性がある。
世界政府はマザーフレイムを管理下に置いており、イム様の権限で使用可能。
A&Muの表記に関して
融合炉のタンクに「A&Mu」「S-108」の文字。
アとムと読める。つまり、アトム。原子。
そしてベガパンクのモデルはアインシュタインであることにも意味が出てくる。
つまり、原子爆弾を示唆している。
使い方によっては世界に利益をもたらす莫大なエネルギーだが、兵器に転用するなら恐ろしい殺人兵器となる。
現実世界の原爆と同じものがワンピース世界のマザーフレイムということが分かる。
ジョイボーイに関して
ジョイボーイの概要
ジョイボーイは、ワンピース世界の歴史に大きな影響を与えた人物。
「空白の100年」と深く関わっている。
ワノ国の「光月の家」とも関係があるとされる。
「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」とも関連がある。
ルフィがギア5になった時、ズニーシャが「ジョイボーイが帰ってきた」と発言した。
これにより、800年前のジョイボーイもギア5の能力を使えたのではないかと推測されている。
カイドウはルフィに「お前もジョイボーイにはなれなかったか」と発言していた。
カイドウはジョイボーイについて何か知っているような口ぶりだった。
カイドウは部下のキングに「おれを倒した男がジョイボーイだ」と語っていた。
つまり、カイドウにとってジョイボーイとは自分を倒せる存在のことを指していたようだ。
ジョイボーイはズニーシャの仲間だったことが判明している。
800年前、ジョイボーイとズニーシャは何らかの罪を犯したとされている。
ジョイボーイは魚人島に巨大な船「ノア」を残し、人魚姫に謝罪の手紙を送っていた。
その手紙の内容は明かされていないが、約束を果たせなかったジョイボーイに代わり、いつか誰かが約束を果たしに来ると伝えられている。
また、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を隠したのもジョイボーイだったことが示唆されている。
900年前の高度な文明を持つ王国に生まれた
ジョイボーイは、900年前に存在した高度な文明を持つ王国に生まれた。
その王国は、世界政府に敗れ、歴史から抹消された。
ニカとは別人物であることが判明
エルバフに伝わる太陽の神ニカのように体を伸縮される能力を持っていたとベガパンクが語った。
つまり、ニカとは別の人物であることが明らかになった。
ジョイボーイは称号ではなく本名
「彼の名はジョイボーイ」とベガパンクが語ったことから、称号ではなく本名であることが判明。
ジョイボーイという名前の由来や意味は明かされていない。
ジョイボーイはこの海で初めて海賊と呼ばれた男
ジョイボーイは、この海で初めて「海賊」と呼ばれた男だった。
900年より以前には海賊が存在しなかったことから、当時は大陸は一つにつながっていたので自由に航海はできなかった可能性が高い。
パンゲア大陸とは、現在の地球の大陸が約2億年以上前には一体であったとする、気象学者ヴェーゲナーが唱えた超大陸の名前です。
パンゲア城がそのパンゲア大陸からとられた名前であることから、この説の信ぴょう性は高い。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- ベガパンクの衝撃の告白により、世界の危機と歴史の真実が明らかになってきた
- イム様や五老星など、一部の者は世界の海面上昇の危機を知っていた
- マザーフレイムは古代兵器級の強大なエネルギー源で、ベガパンクが「太陽に近づきすぎた」ことを表している
- ジョイボーイは900年以上前に実在した人物で、世界で初めて「海賊」と呼ばれた
- ジョイボーイはルフィと同じような能力を持ち、ズニーシャとも関係が深い
- かつて世界の大陸は一つにつながっていた可能性があり、パンゲア城の名前はその証拠となっている
- ジョイボーイは世界政府に反旗を翻し、自由を求めて海を航海した最初の海賊だったのかもしれない
ワンピース1114話「イカロスの翼」は、単なる衝撃の事実の連続ではなく、世界の歴史の真実に迫る重要な転換点となる回でした。
ベガパンクの告白は、これまで明かされていなかった「空白の100年」や「ジョイボーイ」の秘密に光を当てただけでなく、ワンピース世界の成り立ちそのものにも大きな示唆を与えています。
マザーフレイムという禁断の力、海賊の起源となったジョイボーイの存在、そして世界の地形の謎。
これらの伏線が今後どのように回収されていくのか、ワンピースの物語から目が離せません。