ワンピースあらすじざっくり解説！各編のストーリーと仲間の加入時期

ワンピースは、多くのキャラクターと壮大なストーリーが展開される人気漫画です。

本記事では、ワンピースのあらすじをざっくりと紹介し、各キャラクターがどこで仲間に加わったかを解説します。

特に最新のエッグヘッド編までを含めて、物語の流れを分かりやすくまとめました。

ルフィたちの冒険の軌跡を振り返りながら、各編の重要なポイントもチェックしてみましょう。

ワンピースのあらすじをざっくり紹介「2年前編」

東の海(イーストブルー)編

東の海（イーストブルー）編は、ワンピースの冒険の始まりを描く重要な章です。物語は、主人公モンキー・D・ルフィが海賊王を目指して旅立つところから始まります。ルフィは、ゴムゴムの実を食べたことで体がゴムのように伸び縮みする能力を持ちますが、一生泳げなくなってしまうという代償を背負っています。

最初にルフィが仲間にするのは、三刀流の剣士ロロノア・ゾロです。ゾロは、海軍基地で圧政を振るう海軍大佐モーガンに捕らえられていましたが、ルフィの助けで解放されます。ゾロは、世界一の剣豪を目指す志を持ち、ルフィの仲間として旅に加わります。

次に訪れたのは、オレンジの町です。ここでルフィとゾロは、海賊専門の泥棒ナミと出会います。ナミは、海賊アーロンによって支配されているココヤシ村を解放するため、資金を集めていました。ルフィたちは、ナミの協力を得て、道化のバギーとの戦いに勝利し、ナミを仲間に加えます。

さらに、シロップ村では、ウソつき少年のウソップと出会います。ウソップは、村の富豪の娘カヤの執事クラハドールの正体がキャプテン・クロであることを知り、ルフィたちと共にクロネコ海賊団を倒します。ウソップは、狙撃手として仲間に加わり、カヤから海賊船「ゴーイングメリー号」を譲り受けます。

次に訪れたのは、海上レストラン「バラティエ」です。ここでルフィは、副料理長のサンジと出会います。サンジは、海賊艦隊提督クリークとの戦いを経て、ルフィの仲間になります。この戦いでは、ゾロが目標とする世界最強の剣士ミホークとの出会いも描かれます。

その後訪れたのが、ナミの故郷ココヤシ村です。ここでは、ナミの悲惨な過去とアーロン一味との因縁が明かされます。ルフィたちは、アーロン一味との壮絶な戦いを経て、村を解放し、ナミを正式な仲間として迎え入れます。

最後に、かつて海賊王ロジャーが処刑された「ローグタウン」に向ってから、「偉大なる航路(グランドライン)」に出航します。

アラバスタ編

アラバスタ編は、ルフィたち麦わらの一味が「偉大なる航路（グランドライン）」に突入し、大国アラバスタ王国を救うための冒険を描いた壮大な章です。この編は、17巻から23巻にかけて展開され、様々なキャラクターの成長と激しい戦闘が描かれます。

物語は、ルフィたちがウイスキーピークで、アラバスタ王国の王女ネフェルタリ・ビビと出会うところから始まります。ビビは、秘密犯罪会社「バロックワークス」の陰謀を阻止するため、麦わらの一味に協力を求めます。彼女の国アラバスタは、内乱の危機に瀕しており、その原因を作ったのはバロックワークスのボスであり、王下七武海の一人であるサー・クロコダイルでした。

ルフィたちはビビをアラバスタに送り届けるため、リトルガーデンやドラム島を経由しながら旅を続けます。リトルガーデンでは、巨人族のドリーとブロギーに出会い、彼らの誇り高い戦いに感銘を受けます。ドラム島では、ナミが病に倒れたため、医者を求めて島に上陸します。ここで、人間の能力を持つトナカイ、トニートニー・チョッパーを仲間に加えます。

ついにアラバスタに到着した一行は、反乱を止めるため奔走します。ルフィはクロコダイルとの戦いに挑みますが、初戦では圧倒的な力の前に敗北します。しかし、仲間たちの協力と自らの決意によって再び立ち上がり、クロコダイルとの最終決戦に挑みます。激しい戦闘の末、ルフィはクロコダイルを打ち破り、アラバスタの危機を救います。

戦いの後、ビビは王国に残ることを決意し、ビビとの別れも感動的なシーンとして描かれ、彼女が一時的に仲間として冒険に加わったことが一味の心に深く刻まれます。

アラバスタを後にしたルフィ達は、バロックワークスの副社長であった考古学者ニコ・ロビンを仲間に加えます。

空島編

空島編は、ルフィたち麦わらの一味が地上から上空1万メートルにある空島「スカイピア」に到達し、そこで繰り広げられる冒険を描いた章です。この章は24巻から32巻にかけて展開され、未知の空の世界での壮大な戦いが繰り広げられます。

物語は、ルフィたちが巨大なガレオン船の落下に遭遇し、空島への行き方を探すところから始まります。ジャヤ島で出会ったモンブラン・クリケットと猿山連合軍の協力を得て、空に向かう方法を見つけ出します。ルフィたちは「ノックアップストリーム」という海流を利用し、空に向けて船を飛ばします。

空島「スカイピア」に到着したルフィたちは、未知の空の文化に驚かされます。ここでは、空の民と地上からの先住民シャンディアが400年以上も争い続けており、さらに「神」エネルがスカイピアを支配していました。エネルは「ゴロゴロの実」の能力者で、雷を操る強大な力を持っています。

ルフィたちは黄金の鐘を探す冒険に乗り出し、神の軍団やシャンディアの戦士たちとの過酷なサバイバル戦に巻き込まれます。エネルの圧倒的な力に多くの戦士が倒れ、スカイピアは消滅の危機に瀕します。しかし、唯一エネルに対抗できるルフィが立ち上がり、エネルとの最終決戦に挑みます。

最終決戦では、エネルの能力に苦戦しながらも、ルフィの「ゴムゴムの実」の特性を活かした戦いで勝利を収めます。エネルは敗北し、スカイピアの空の民とシャンディアの長きにわたる争いは終結します。ルフィたちは黄金の鐘を鳴らし、空島に平和を取り戻すことに成功します。

デービーバックファイト編

デービーバックファイト編は、ルフィたち麦わらの一味が「偉大なる航路（グランドライン）」を進む中で出会ったフォクシー海賊団との海賊ゲーム「デービーバックファイト」に挑むエピソードです。この章は32巻から34巻にかけて描かれ、ルフィたちの絆と戦略が試される独特な戦いが展開されます。

物語は、ルフィたちがロングリングロングランドに上陸するところから始まります。ここで出会ったフォクシー海賊団の船長フォクシーは、デービーバックファイトという海賊ゲームをルフィに挑みます。このゲームは、勝者が敗者の仲間や旗を奪うことができるというルールで、海賊の間では名誉をかけた重要な戦いとされています。

デービーバックファイトは三つの競技から成り立っています。まず第一競技「ドンブリーズリング」では、ルフィたちはフォクシーの部下たちとボートレースを繰り広げます。次に第二競技「グロッキーリング」では、ルフィ、ゾロ、サンジがチームとなり、フォクシーの部下たちと激しい対決を行います。最後の第三競技「コンバット」では、ルフィが「ノロノロの実」の能力者フォクシーと一対一の決闘に挑み勝利します。

その後、海軍大将「青雉」が出現し、ロビンを狙います。ルフィは仲間を守るため一騎打ちをしますが凍らされて敗北します。

ウォーターセブン編

ウォーターセブン編は、ルフィたち麦わらの一味が大切な仲間との別れと新たな仲間との出会いを経験する重要なエピソードです。この編は、34巻から39巻にかけて展開されます。

物語は、損傷が激しいゴーイングメリー号を修理し、新たな船大工を仲間に加えるために、世界一の造船都市「ウォーターセブン」に向かうところから始まります。ウォーターセブンは、美しい運河と水の都として知られ、優れた船大工たちが集まる街です。

ルフィたちは、ウォーターセブンに到着し、造船会社「ガレーラカンパニー」を訪れます。そこで船大工たちの見解により、ゴーイングメリー号が航海不能状態であるという衝撃的な宣告を受けます。ルフィはメリー号から新しい船に乗り換える決断を下しますが、これに反発したウソップはルフィと対立し、一味を離脱してしまいます。

一方、ニコ・ロビンが突如として一味を裏切り、「世界政府」の諜報機関CP9に連れ去られる事態が発生します。ロビンの行動の真相を知るべく、ルフィたちは彼女を救出するために行動を開始します。ガレーラカンパニーの社員フランキー一家も協力し、CP9との対決が避けられないものとなります。

物語の中盤では、ルフィたちはガレーラカンパニー本社でCP9と激突しますが、圧倒的な力に阻まれ、ロビンを連行されてしまいます。そこで、ロビンの本当の気持ちを知るために、一味は彼女を奪還する決意を固めます。この決意が、次のエニエス・ロビー編へと繋がっていきます。

エニエス・ロビー編

エニエス・ロビー編は、ウォーターセブン編から続く物語で、ルフィたち麦わらの一味が世界政府の司法の島「エニエス・ロビー」に乗り込み、ニコ・ロビンを救出するために戦う壮大なエピソードです。この編は、39巻から46巻にかけて展開されます。

物語は、ロビンが世界政府の強大な力を恐れて仲間を守るために自ら捕らえられたことを知ったルフィたちが、彼女を救出するためにエニエス・ロビーへと向かうところから始まります。彼らはガレーラカンパニーの社員フランキー一家と協力し、海列車「パッフィング・トム」に乗ってエニエス・ロビーへ突入します。

エニエス・ロビーに到着したルフィたちは、CP9との激戦を繰り広げます。CP9は、世界政府の最強諜報機関であり、それぞれが強力な能力を持つ戦士たちです。特にCP9のリーダーであるロブ・ルッチとの戦いは、物語のクライマックスとして描かれます。

ルフィは、ギア2とギア3という新たな技を駆使してルッチに挑み、激闘の末に勝利を収めます。その間に、仲間たちはロビンを救出するために全力を尽くし、フランキーも重要な役割を果たします。最終的に、一味はロビンを無事に奪還し、エニエス・ロビーからの脱出を図ります。

脱出の過程で、世界政府がエニエス・ロビーに「バスターコール」を発動し、島全体を壊滅させようとします。ルフィたちは、限界に達したゴーイングメリー号の助けを借りて脱出に成功しますが、メリー号はここで役目を終え、ルフィたちは涙ながらに別れを告げます。

また、フランキーが新たに仲間に加わり、メリー号に変わる新たな船「サウザンドサニー号」を手に入れます。

スリラーバーク編

スリラーバーク編は、麦わらの一味が「魔の三角地帯（フロリアン・トライアングル）」で繰り広げる不気味で冒険的なエピソードです。この編は、46巻から50巻にかけて展開されます。

物語は、麦わらの一味が魚人島を目指す航海の途中で、濃い霧に包まれた魔の三角地帯に迷い込むところから始まります。そこで一行は、謎の喋るガイコツ・ブルックと出会います。ブルックは「ヨミヨミの実」の能力者で、一度死んだ後に復活した音楽家です。彼は、影を奪われたために日の光を浴びることができず、影を取り戻すために旅をしていると語ります。

突然、巨大な船「スリラーバーク」が目の前に現れます。スリラーバークは、オオカミ七武海の一人であるゲッコー・モリアが支配する幽霊船です。ルフィたちは船に上陸し、ブルックの影を取り戻すための冒険を開始します。しかし、モリアの能力により、ルフィたちの影も奪われてしまいます。影を奪われた者は、日光を浴びると消滅してしまうため、一味はモリアを倒して影を取り戻さなければならなくなります。

スリラーバーク内では、モリアの部下である「四怪人」との戦いが繰り広げられます。ゾンビや怪物たちが立ちはだかり、ルフィたちは苦戦を強いられます。特に、ルフィの影を使って生み出された強大なゾンビ「オーズ」との戦いは壮絶を極めます。モリアがカゲカゲの能力を使って集めていた100人の影をルフィが取込んで「ナイトメア・ルフィ」となってオーズを撃破し、最終的にモリアを倒して影を取り戻します。

戦闘後、もう一人の王下七武海、バーソロミュー・くまが現れ、一味は再び危機に陥ります。くまの圧倒的な力に対抗するため、ゾロは自身の命を犠牲にする覚悟を示し、ルフィを守るために立ち向かいます。ゾロの命懸けの行動によって一味は救われ、スリラーバークでの戦いは終わりを迎えます。

最終的に、ブルックは音楽家として麦わらの一味に加わりました。

シャボンディ諸島編

シャボンディ諸島編は、ルフィたち麦わらの一味が「偉大なる航路（グランドライン）」の半ばにあるシャボンディ諸島で繰り広げるドラマチックなエピソードです。この編は、50巻から53巻にかけて展開されます。

物語は、麦わらの一味がシャボンディ諸島に到着するところから始まります。シャボンディ諸島は、世界政府の直轄地であり、巨大なシャボン玉の木々が特徴的な美しい場所です。一行はここで、船の特殊なコーティングを受け、次の目的地である「魚人島」へ向かう準備をします。

シャボンディ諸島での冒険は、新たな仲間やライバルたちとの出会いから始まります。まず、一味は元ロジャー海賊団副船長であるシルバーズ・レイリーと出会います。レイリーは、ルフィの父であるドラゴンや、ロジャーのことについて多くを知る人物であり、ルフィにとって重要な存在となります。また、シャボンディ諸島には、同世代の強力な海賊たち、いわゆる「最悪の世代」も集結しており、キッド、ロー、ホーキンス、ドレークなどの強者たちと顔を合わせることになります。

しかし、シャボンディ諸島には「天竜人」と呼ばれる世界貴族が住んでおり、彼らの傲慢さが問題を引き起こします。ルフィは、友人のケイミーが天竜人に捕らえられオークションにかけられるのを目撃し、激怒します。彼は天竜人を殴り飛ばし、これが大きな事件となります。この行動により、海軍大将「黄猿」や人間兵器「パシフィスタ」がシャボンディ諸島に出動し、ルフィたちは命を狙われることになります。

さらに、バーソロミュー・くまが再び現れ、ルフィたちは彼の能力によって世界各地に飛ばされてしまいます。ルフィはアマゾン・リリーに、他の仲間たちはそれぞれ異なる場所に飛ばされ、麦わらの一味はバラバラになってしまいます。

シャボンディ諸島編は、一味がバラバラになるという衝撃的な結末を迎えると同時に、彼らの成長と新たな冒険の始まりを予感させる重要なエピソードです。また、ルフィたちの絆と決意が試される瞬間でもあり、物語全体に大きな影響を与えるターニングポイントとなります。

女ヶ島アマゾン・リリー編

女ヶ島アマゾン・リリー編は、シャボンディ諸島で仲間と離散したルフィが冒険の途中で訪れる特殊な島でのエピソードです。この編は、53巻から54巻にかけて展開されます。

ルフィは、バーソロミュー・くまの能力によってアマゾン・リリーに飛ばされます。この島は、凪の帯（カームベルト）に位置し、男子禁制の女人国であるため、女性だけが暮らしています。島を統治しているのは、七武海の一人であり、「海賊女帝」の異名を持つボア・ハンコックです。ハンコックは圧倒的な美貌と戦闘力を誇り、島の住民たちから絶大な支持を受けています。

ルフィは島に到着するや否や、島の住民に見つかり、男子であることが発覚してしまいます。アマゾン・リリーの法律により、男性は即座に排除されるべき存在であるため、ルフィは処刑されそうになります。しかし、ルフィの純粋で恐れを知らない行動や、島の住民を救った行いが評価され、次第に彼の存在が認められるようになります。

特に、ハンコックはルフィの大胆さと優しさに惹かれ、彼に恋心を抱くようになります。ルフィが島にいる間、ハンコックは彼を匿い、治療を施すなどしてサポートします。この間に、ルフィは兄ポートガス・D・エースが海軍本部で公開処刑されるというニュースを知ります。エースを救いたい一心で、ルフィはハンコックに協力を求め、彼女もこれに応じます。

ハンコックは、七武海の特権を使ってルフィを海軍の大監獄インペルダウンに潜入させることを決意します。

大監獄インペルダウン編

大監獄インペルダウン編は、ルフィが兄エースを救出するために深海の大監獄インペルダウンに潜入する冒険と試練の物語です。この編は、54巻から56巻にかけて展開されます。

物語は、ルフィがボア・ハンコックの助けを借りて、インペルダウンに潜入するところから始まります。インペルダウンは、世界政府が管理する最も厳重な大監獄で、数多くの凶悪犯が収監されています。ルフィはエースが幽閉されている最下層「LEVEL 6」を目指して、監獄内を進みます。

インペルダウンの内部は、階層ごとに異なる地獄が広がっており、各階層にはそれぞれ強力な看守やモンスターが待ち受けています。ルフィは、かつて敵対したバギーやMr.3、ボン・クレーと再会し、彼らと一時的に共闘することになります。共に行動することで、彼らのキャラクターの成長や意外な面を見ることができます。

進行する中で、ルフィは監獄署長マゼランと対峙します。マゼランは「ドクドクの実」の能力者であり、その毒の力は圧倒的です。ルフィは激しい戦闘の末にマゼランに敗れ、致命的な毒を受けて瀕死の状態に陥ります。絶体絶命の状況で、革命軍幹部エンポリオ・イワンコフに救われます。イワンコフは「ホルホルの実」の能力を駆使してルフィを治療し、彼と共にエース救出に向かうことを決意します。

イワンコフの協力を得て、ルフィたちは再び監獄内を進み、途中で七武海のジンベエや、かつての敵であるクロコダイルとも共闘することになります。こうして異なる背景を持つ者たちが、エース救出という共通の目的のために団結します。

しかし、エースは既にマリンフォードへ移送されてしまっており、ルフィたちはエースを追って脱獄を試みます。彼らは監獄の中で数々の戦闘を繰り広げ、多くの犠牲を払いながらも、ついにインペルダウンからの脱出に成功します。

マリンフォード頂上戦争編

マリンフォード頂上戦争編は、ワンピースの中でも特に壮絶な戦闘が繰り広げられるエピソードであり、多くのキャラクターの運命が大きく動く重要な章です。この編は、56巻から61巻にかけて展開されます。

物語は、エースが海軍に捕らえられ、マリンフォードで処刑されることが決定したところから始まります。エースは、ルフィの義兄であり、白ひげ海賊団の二番隊隊長でもあります。エースを救出するため、白ひげ海賊団とその連合軍は海軍本部マリンフォードに総攻撃を仕掛けます。これが「頂上戦争」と呼ばれる大規模な戦闘の幕開けです。

戦争の舞台となるマリンフォードには、海軍の最高戦力である三大将（青キジ、黄猿、赤犬）や七武海、そして多くの海兵が集結しており、まさに一大勢力が対峙することになります。白ひげ海賊団とその連合軍は、圧倒的な戦力を持つ海軍に対抗するために、全力を尽くして戦います。

ルフィは、インペルダウンからの脱獄者たちと共にマリンフォードに到着し、エースを救うために戦闘に加わります。戦場では、数々の名場面が繰り広げられ、多くのキャラクターが壮絶な戦いを繰り広げます。特に、ルフィと白ひげの活躍は目を見張るものがあります。

白ひげは、自らの命をかけてエースを救おうとし、その戦いぶりは圧倒的な迫力を持っています。しかし、戦局は次第に厳しくなり、海軍大将赤犬の攻撃によってルフィの目の前でエースは命を落とし、ルフィは深い悲しみに打ちひしがれます。

エースの死後、戦場はさらに混乱を極めます。白ひげは最後の力を振り絞り、赤犬に対して激しい攻撃を仕掛けますが、黒ひげ海賊団が登場し、彼らの総攻撃により力尽きてしまいます。

白ひげの死は戦争の終結を象徴するものであり、彼の死後も戦いは続くものの、赤髪海賊団のシャンクスが登場し、元帥センゴクとの話し合いにより戦争を終わらせます。

この戦争の結果、世界中の勢力図が大きく変わります。戦争後、ルフィはジンベエやトラファルガー・ローの助けを借りて戦場を脱出し、心身ともに傷ついた状態となります。

自暴自棄になったルフィはエースとサボと過ごした幼少期を思い出し、ジンベエの叱責により仲間の存在を再確認して新たな決意を胸に秘めることになります。
ルフィは麦わらの一味に向けて、2年後にシャボンディ諸島で再集合するメッセージを送り、それぞれの地で2年間修業を始めます。

ワンピースのあらすじをざっくり紹介「新世界編」

魚人島編

魚人島編は、頂上戦争から2年後、ワンピースの新世界編の幕開けを飾るエピソードであり、麦わらの一味が新たな冒険に踏み出す重要な章です。この編は、61巻から66巻にかけて展開されます。

物語は、シャボンディ諸島で再集結した麦わらの一味が、深海1万メートルに位置する海底の楽園「魚人島」に向かうところから始まります。魚人島は「偉大なる航路」の後半に進むための通過点であり、ルフィたちは新たな航海に向けた準備を整えます。

魚人島に到着したルフィたちは、リュウグウ王国の国王ネプチューンの招待を受け、王宮に迎えられます。王宮でルフィは、国王の娘であるしらほし姫と出会います。しらほし姫は、彼女を付け狙う海賊バンダー・デッケン九世から身を守るために長い間軟禁状態にありました。ルフィは彼女と友情を築き、彼女を守る決意をします。

一方、ホーディ・ジョーンズ率いる新魚人海賊団が、リュウグウ王国の崩壊を目論み、クーデターを計画していました。ホーディはかつてルフィが倒した魚人アーロンの意志を継ぎ、人間に対する深い憎しみを抱いています。新魚人海賊団は、強力な薬「エネルギーステロイド」を使用して力を増強し、王国への攻撃を開始します。

ルフィとその仲間たちは、新魚人海賊団の計画を阻止するために立ち上がります。特に、ルフィとホーディの戦いは熾烈を極めます。ルフィは新たに習得した「覇王色の覇気」を駆使し、ホーディとその一味を打ち破ります。これにより、魚人島は新魚人海賊団の脅威から解放され、平和を取り戻します。

さらに、魚人島編では、人間と魚人の間に根深く存在する差別と偏見の問題も描かれます。ジンベエとの再会を通じて、麦わらの一味は魚人たちの過去の悲劇や差別の歴史を学びます。ルフィはここでジンベエを仲間に誘い、通すべき仁義があるので身軽になったら麦わらの一味に加わると約束をします。

パンクハザード編

パンクハザード編は、ワンピースの新世界編の一部であり、麦わらの一味が新たな同盟を結び、四皇に立ち向かうための準備を進める重要な章です。この編は、66巻から70巻にかけて展開されます。

物語は、ルフィたちが新世界に突入し、最初に上陸した異常な島「パンクハザード」から始まります。パンクハザードは、かつて政府の科学者ベガパンクが研究施設を構えていた場所であり、現在は灼熱と極寒の二つの環境に分断された危険な島となっています。

ルフィたちは、島で出会った子供たちの救出を試みる中で、頂上戦争で命を救われた恩人であるトラファルガー・ローと再会します。ローは新たに七武海の一人となっており、ルフィに四皇「百獣のカイドウ」を倒すための同盟を提案します。ルフィはこの提案を受け入れ、ローとの海賊同盟が成立します。

パンクハザードには、元政府の科学者であるシーザー・クラウンが潜んでおり、彼は危険な実験を続けています。シーザーは人造悪魔の実「SMILE」の開発に関わり、四皇カイドウと取引をしている悪人です。ルフィとローは、シーザーを捕らえ、カイドウの勢力を弱体化させる計画を立てます。

島では、シーザーが生み出した大量殺戮兵器「シノクニ」が放たれ、ルフィたちはこれに対抗しなければなりません。ルフィはシーザーとの激闘を繰り広げ、最終的には彼を打ち破ります。しかし、シーザーを捕らえたことで、ドフラミンゴやカイドウといった強大な敵との対決が避けられなくなります。

パンクハザード編では、ルフィたちが新たな同盟を結成し、四皇との戦いに向けた準備を進める過程が描かれます。また、ローの過去や、彼が抱える復讐の念も明らかになります。彼の目的は、かつて自分の家族や仲間を奪ったドフラミンゴに復讐することです。

パンクハザード編の終了後、ルフィたちは次の目的地「ドレスローザ」へ向かい、さらなる冒険と戦いが待ち受けています。

ドレスローザ編

ドレスローザ編は、ワンピースの新世界編の中でも特にドラマチックで感動的なエピソードです。この章は70巻から80巻にかけて展開され、ルフィたちの冒険に新たな局面を迎えます。

物語は、麦わらの一味とトラファルガー・ローの同盟が、四皇「百獣のカイドウ」を打倒するための計画を進める中、ドレスローザ王国に到着するところから始まります。ドレスローザは、美しい花々やおもちゃが住む華やかな国ですが、その裏にはドフラミンゴの陰謀が潜んでいます。ドフラミンゴは王下七武海であり、地下の闇取引を操る恐るべき人物です。

ルフィたちは、王国の住民がドフラミンゴによっておもちゃにされ、自由を奪われていることを知ります。また、ルフィは亡き兄エースの能力を受け継ぐ「メラメラの実」が剣闘大会の賞品として出されていることを知り、大会に参加することを決意します。

大会では、ルフィは数々の強敵と戦い、その中で革命軍の参謀総長となった義兄サボと再会します。サボはルフィの代わりに「メラメラの実」を手に入れ、エースの能力を引き継ぐことになります。この再会はルフィにとって大きな励みとなり、彼の戦意をさらに燃え上がらせます。

一方、ローはドフラミンゴに対する個人的な復讐を果たすために動き、ルフィと共にドフラミンゴの元へ乗り込みます。ドレスローザの地下では、ドフラミンゴの「鳥カゴ」が発動し、国全体が壊滅の危機に瀕します。ルフィたちはドフラミンゴの支配を打ち破るため、リク王軍やトンタッタ族、コロシアムの戦士たちと協力し、壮絶な戦いを繰り広げます。

最終的に、ルフィは新技「ギア4」を駆使してドフラミンゴを打ち倒し、ドレスローザを救います。この戦いにより、ルフィの名はさらに広まり、彼の影響力は一層増していきます。また、ドレスローザ編では「麦わら大船団」という新たな仲間たちが結成され、ルフィのもとに5600人以上の海賊が集まることになります。

ゾウ編

ゾウ編は、ワンピースの新世界編の中でも異色のエピソードであり、ルフィたちが新たな同盟を結成し、次なる冒険に向けて動き出す重要な章です。この編は80巻から82巻にかけて展開されます。

物語は、ドレスローザを後にしたルフィたちが、次の目的地「ゾウ」に向かうところから始まります。ゾウは、1000年以上も生き続けている巨大な象の背中に存在する島であり、その上には獣人の種族「ミンク族」が暮らす国「モコモ公国」があります。

ルフィたちがゾウに到着すると、そこはカイドウの部下である「旱害のジャック」によって襲撃され、壊滅状態に陥っていました。ミンク族は、カイドウの部下たちに対抗するために必死に戦っていましたが、多くの犠牲を払っていました。ルフィたちは、ミンク族と協力し、彼らを助けることを決意します。

この編では、ルフィたちはミンク族との深い絆を築くと共に、ワノ国の大名の跡取りである光月モモの助やその家臣である錦えもんたちと再会します。彼らから、ワノ国がカイドウと将軍黒炭オロチによって支配され、国民が苦しんでいることを聞かされます。ルフィたちは、ワノ国を解放するために光月家とミンク族と同盟を結成し、カイドウ打倒を目指すことになります。

ゾウ編では、ミンク族の圧倒的な戦闘力や、彼らが持つ「電気の力（エレクトロ）」などの特殊な能力が描かれます。また、ゾロやロー、そしてワノ国での戦いに向けた準備も進められます。

この編のクライマックスでは、サンジがヴィンスモーク家の一員であることが明らかになり、彼がビッグ・マムの娘との結婚を強要されていることが判明します。サンジは仲間たちを守るために単独でビッグ・マムの元へ向かいますが、ルフィたちは彼を取り戻すために行動を起こします。

ホールケーキアイランド編

ホールケーキアイランド編は、ワンピースの新世界編の中でも特に感情的で緊張感のあるエピソードです。この章は82巻から90巻にかけて展開され、麦わらの一味のサンジを中心に描かれます。

物語は、ルフィたちがドレスローザでの戦いを終え、サンジを救出するためにビッグ・マムの領地であるホールケーキアイランドに向かうところから始まります。サンジはヴィンスモーク家の一員であり、ビッグ・マムの娘シャーロット・プリンとの政略結婚を強要されています。この結婚が成立すれば、ビッグ・マムの力がさらに強大になることが明らかになります。

ルフィたちは、ゾロやローたちと一旦別れ、ナミ、チョッパー、ブルック、そしてゾウから同船したペドロとキャロットと共にホールケーキアイランドに向かいます。彼らは途中でビッグ・マム海賊団のペコムズと出会い、彼の助けを借りて島に潜入します。

ホールケーキアイランドに到着すると、ルフィたちはシャーロット家の圧倒的な力に直面します。ルフィは幹部の一人であるシャーロット・クラッカーとの戦いに挑み、激しい戦闘の末に勝利を収めます。一方、サンジはヴィンスモーク家の家族との再会を果たし、彼らから逃げることができない状況に追い込まれます。

サンジはルフィと再会するものの、自分の家族と仲間を守るためにルフィを攻撃し、離れる決意を示します。ルフィはサンジの本心を見抜き、彼が戻るまでその場で待ち続けると宣言します。サンジは最終的にルフィの信念に動かされ、再び仲間として共に戦うことを決意します。

結婚式当日、ルフィたちはビッグ・マムの暗殺を狙うカポネ・ベッジと手を組み、結婚式を壊す計画を実行します。しかし、計画は失敗し、ビッグ・マム海賊団に包囲される危機に陥ります。彼らは何とかホールケーキ城の崩壊に乗じて脱出し、サニー号に戻ることに成功します。

ルフィはビッグ・マムの息子で最強の幹部であるシャーロット・カタクリとの一騎打ちに挑み、激戦の末に勝利を収めます。一方、ビッグ・マムはウェディングケーキを食べられなかったことで暴走し、ルフィたちを追いかけますが、サンジとプリンが協力して新たなケーキを作り、ビッグ・マムの癇癪を止めます。

最終的に、ルフィたちはジェルマ66やジンベエ率いるタイヨウの海賊団の援護を受けてビッグ・マムのナワバリから脱出することに成功します。この冒険を通じて、サンジは再び仲間としての絆を深め、ルフィたちはさらなる成長を遂げます。

世界会議(レヴェリー)編

世界会議（レヴェリー）編は、ワンピースの世界における政治と陰謀が織り交ざる重要なエピソードです。この章は90巻から展開され、世界各国の王たちが集まる会議の模様が描かれます。

物語は、麦わらの一味がホールケーキアイランドから脱出した頃、「聖地」マリージョアにて世界各国の王族たちが集うレヴェリーが開幕するところから始まります。レヴェリーは4年に一度開催される世界会議で、世界政府加盟国の王族たちが集まり、地球規模の問題を議論します。

この編では、魚人島のネプチューン王や、アラバスタ王国のコブラ王、ドレスローザのリク王など、これまでの物語で登場した多くの王族たちが再登場します。彼らはそれぞれの国の問題を持ち寄り、議論を交わします。

ネプチューン王は魚人島の地上移住を提案し、人間との共存を望む意志を示します。一方、コブラ王はポーネグリフの謎についての情報を求め、五老星との面会を希望します。リク王はドレスローザでの悲劇を踏まえ、七武海制度の廃止を訴えます。

一方で、レヴェリーの裏では革命軍の動きが活発化しています。革命軍の参謀総長であるサボは、天竜人に奴隷として扱われているバーソロミュー・くまの救出を計画し、仲間たちと共にマリージョアに潜入します。彼らはレヴェリーの開催中に天竜人に宣戦布告する機会を狙っています。

さらに、五老星とイム様という謎の存在の会話が描かれ、世界政府の闇が一層深まる展開となります。イム様が世界を揺るがす大きな決断を下す場面が示され、物語の先行きに大きな影響を与えることが示唆されます。

この編では、各国の王族たちの立場や考え方が浮き彫りにされるとともに、革命軍と世界政府の対立が激化する様子が描かれます。世界会議編は、ワンピースの世界の複雑な政治情勢や各キャラクターの信念を深く掘り下げる重要な章であり、物語の大きな転換点となります。

レヴェリー編は、麦わらの一味の冒険から一時的に視点を変え、世界全体の動きを描くことで、物語のスケールを一層広げる役割を果たしています。

ワノ国編

ワノ国編は、ワンピースの物語の中で非常に重要な位置を占めるエピソードです。この章は90巻から始まり、ルフィたちが四皇カイドウとビッグ・マムに挑む壮大な戦いが描かれています。物語の舞台は、鎖国状態にある日本風の国「ワノ国」です。

ルフィたちは、四皇カイドウと将軍黒炭オロチの支配下にあるワノ国に上陸します。最初にルフィが出会うのは、お玉という少女で、彼女を助けたことで百獣海賊団に追われることになります。ルフィは途中でゾロや他の仲間たちと再会し、彼らは20年前に処刑された光月おでんの意思を継ぐ「赤鞘九人男」たちと合流します。

彼らは2週間後の火祭りの夜にカイドウの本拠地である鬼ヶ島に討ち入る計画を立てます。しかし、その計画はカイドウの圧倒的な力によって妨害され、ルフィはカイドウとの初対決で敗れ、捕らえられてしまいます。

囚人採掘場に投獄されたルフィは、かつてのワノ国一のヤクザの大親分・ヒョウ五郎と出会い、覇気の新たな使い方を学びます。同じ頃、ビッグ・マム海賊団がワノ国に上陸し、記憶喪失になったビッグ・マムが兎丼に向かうという混乱も加わります。

討ち入り決行の日、ルフィたちは赤鞘九人男たちと共に鬼ヶ島に突入します。カイドウの圧倒的な力に苦しみながらも、ルフィ、ゾロ、キッド、ローたちは全力で戦い続けます。特にルフィは、カイドウとの三度目の対決でギア5を発動し、ついにカイドウを倒すことに成功します。

この戦いによって、ワノ国は20年間にわたるオロチとカイドウの支配から解放され、新将軍として光月モモの助が国を治めることになります。ワノ国編は、ルフィたちの成長と仲間たちとの絆が強く描かれた章であり、物語の大きな転換点となる重要なエピソードです。

エッグヘッド編

エッグヘッド編は、ワンピースの最新の章であり、技術と科学がテーマの中心となるエピソードです。この章は105巻から始まり、Dr.ベガパンクの研究拠点であるエッグヘッド島が舞台となります。

物語は、ワノ国を出港した麦わらの一味が巨大な暖水渦に巻き込まれ、ジュエリー・ボニーを救出するところから始まります。その後、サニー号は武装した巨大な鮫に襲われ、一味は離れ離れになり、エッグヘッド島に漂着します。エッグヘッド島は、Dr.ベガパンクが研究を行っている島であり、未来的な技術が溢れる場所です。

ルフィたちは島を探索する中で、ベガパンクの本体である「ステラ」と出会います。ベガパンクは、空白の100年の研究を行ったため、世界政府から命を狙われていると語り、ルフィたちにエッグヘッド島からの脱出を助けてほしいと頼みます。

一方で、ベガパンクの分身である「悪（リリス）」と「正（シャカ）」により、サニー号のナミたちは研究所に案内されます。そこでは、新型パシフィスタ「セラフィム」が待ち受けており、彼らに立ちはだかります。

同時に、CP0のロブ・ルッチやカクたちがベガパンクの暗殺指令を受けてエッグヘッドに上陸します。彼らは「欲（ヨーク）」とセラフィムと共に反旗を翻し、ベガパンクを監禁します。ルフィたちはCP0と手を組んで「欲」たちを制圧し、ベガパンク本体を救出します。

しかし、脱出の準備を進める中で、海軍大将・黄猿率いる艦隊や、五老星の一角であるジェイガルシア・サターン聖が到着し、エッグヘッド島はさらなる混乱に包まれます。

まとめ：ワンピースのあらすじ ざっくり解説で分かること