エッグヘッド編は、ワンピースの物語において新たな局面を迎える重要なエピソードとなっています。
海軍本部から派遣された「中将」たちが登場し、その圧倒的な戦力で物語の緊張感を一気に高めました。
中でも注目されるのが、個性豊かな中将9人の存在です。
「ドール中将」や「レッドキング中将」といった名だたる海軍中将たちが、エッグヘッドの地でベガパンク抹殺任務に挑む姿は、これまでのバスターコールとは一線を画す壮大な展開となっています。
この記事では、エッグヘッド編に登場した中将たちの特徴や戦闘力、そして彼らが持つ役割について詳しく解説します。
戦争レベルの戦力投入が行われるエッグヘッド編の見どころを、ぜひチェックしてみてください。
ワンピースの中将がエッグヘッド編に参戦
エッグヘッド編に登場した9人の中将
エッグヘッド編では、ベガパンクを抹殺するため海軍本部から9人の中将が派遣されました。
これまでの「バスターコール」では、中将5人と軍艦10隻が通常の動員規模でした。
しかしエッグヘッド編では、さらに大規模な作戦として、中将9人と100隻の軍艦(うち20隻は巨大戦艦)、さらに海軍大将「黄猿」が投入されるという戦争レベルの体制が敷かれました。
以下に、エッグヘッド編に登場した9人の中将を紹介します。
- ドール中将:新世界にある海軍支部G-14の基地長であり、黄猿と共にエッグヘッド包囲戦に加わりました。
- ドーベルマン中将:厳格な性格で知られる海軍中将で、エッグヘッド編でもその存在感を示しています。
- 土茶中将:詳細な情報は少ないものの、エッグヘッド編での活躍が期待される中将の一人です。
- ウルバン中将:個性的なキャラクターとして描かれ、エッグヘッド編での役割が注目されています。
- ハウンド中将:その名の通り、犬のような鋭い嗅覚と追跡能力を持つと噂される中将です。
- レッドキング中将:強力な戦闘能力を持つとされ、エッグヘッド編での活躍が期待されています。
- ブルーグラス中将:冷静沈着な判断力で知られる中将で、エッグヘッド編でもその才能を発揮しています。
- ギロチン中将:その名から想像される通り、厳格で断固とした性格の持ち主として描かれています。
- ポンスキー中将:詳細な情報は少ないものの、エッグヘッド編での登場により注目を集めています。
ドール中将の魅力とその実力について
ドール中将は、海軍本部中将であり、新世界に位置する海軍支部G-14の基地長を務めています。
彼女は、エッグヘッド包囲戦に参加した9人の中将の一人として登場しました。
その外見は、腕全体に彫られたタトゥーや棘の付いたチョーカーなど、パンクなファッションが特徴的です。
一部では、彼女のモデルがミュージシャンのブロディ・ドールであるとの指摘もあります。
性格面では、たしぎに親しげに接し、ヘルメッポを「ヘルメッポのクソガキ」と呼ぶなど、部下との交流が深い様子が描かれています。
また、見た目に反して、子供たちが安心できるように基地に風船を付けるなど、心配りもできる人物です。
戦闘能力においては、海軍中将として武装色と見聞色の覇気を使用可能であり、武器を使わずに接近戦で敵を打ち負かす「ステゴロ戦法」を得意としています。
これは、巨人族の精鋭すら叩き伏せるほどの強力な技であり、女性海兵としては非常に珍しい武闘派であると言えます。
エッグヘッド編では、ベガパンク抹殺任務に参加し、ジュエリー・ボニーの能力によって幼児化される場面も描かれました。
さらに、彼女は20年以上前から海兵として活動しており、元上官が巨人族のサウロであったことが示唆されています。
ドール中将は、その独特な外見と高い戦闘能力、そして部下や子供たちへの思いやりを持つ人物として、物語の中で重要な役割を果たしています。
ドーベルマン中将の役割と過去の活躍
ドーベルマン中将は、海軍本部に所属する高位の軍人であり、厳格な性格と強い正義感で知られています。
彼はエニエス・ロビーでのバスターコールや、マリンフォード頂上戦争など、数々の重要な作戦に参加してきました。これらの経験から、海軍内での信頼と地位を確立しています。
彼の役割は、主に海賊討伐や治安維持など、多岐にわたります。特に、エニエス・ロビーでのバスターコールでは、指揮官としての手腕を発揮し、政府の命令を遂行する姿勢を示しました。
また、マリンフォード頂上戦争では、白ひげ海賊団との激戦に参加し、その実力を遺憾なく発揮しました。
彼の過去の活躍としては、劇場版『ONE PIECE FILM Z』での描写が挙げられます。
かつての恩師であるゼファー率いるNEO海軍への対策会議に出席し、ゼファーとの最終決戦では涙を流す場面もありました。このことから、彼の人間味や複雑な感情も垣間見ることができます。
一方で、彼の厳格な性格は、時に冷徹とも受け取られることがあります。しかし、それは海軍としての使命感と責任感の表れであり、組織の秩序を守るための姿勢と言えます。
総じて、ドーベルマン中将は、海軍内で高い実力と信頼を持つ人物であり、その過去の活躍や役割は、物語の中で重要な位置を占めています。
土茶中将の特徴と戦闘スタイル
土茶(トサ)中将は、エッグヘッド編で初登場した海軍中将の一人で、屈強な体格と黒い髭が特徴的な巨漢です。その名前から、土佐犬を連想させるものの、漢字表記が異なる点が興味深いです。
彼の戦闘スタイルは、鍛え上げられた肉体と六式の一つである「指銃(シガン)」を応用した技術に特徴があります。
特に、「土茶噛み(トサがみ)」と呼ばれる技は、武装色の覇気を纏った10本の指で相手を挟み込むもので、装甲さえも食いちぎる威力を持つとされています。この技は、フランキーに対して使用されましたが、巨人族のブロギーによって阻止されました。
また、彼は高い速度も備えており、フランキーの背後に気付かれずに接近するなど、俊敏性も兼ね備えています。さらに、中将として基本的な武装色と見聞色の覇気を習得しており、総合的な戦闘能力は高いと言えます。
しかし、エッグヘッドでの戦闘では、ブロギーの奇襲により一撃で倒される場面もありました。このことから、強力な技を持ちながらも、油断や相手の実力次第では敗北する可能性があることが示されています。
総じて、土茶中将は、圧倒的な体力と独自の戦闘技術を持つ海軍中将として描かれていますが、戦況や相手によっては苦戦を強いられることもあるキャラクターです。
ワンピースの中将が活躍するエッグヘッド編の注目キャラ
ブルーグラス中将の魅力と実力
ブルーグラス中将は、エッグヘッド編に登場した9人の中将の一人で、独自の能力と魅力を持つ人物です。
彼の最大の特徴は「ノリノリの実」の能力者であることです。
「ノリノリの実」の力によって、音楽やリズムに合わせて物体や人を操ることができます。
戦闘では乗り物や兵器を自在に操り、戦況を有利に進める独特な戦闘スタイルを披露しました。
この能力は単純な力技ではなく、戦術や機転を利かせた戦いに優れている点が魅力です。
さらに、ブルーグラス中将は冷静沈着な性格であり、戦場において指揮能力の高さを発揮しています。
周囲の状況を素早く把握し、適切な指示を出す様子から、統率力の高さも伺えます。
「モブってんじゃねエよ主役共!!!」は名言ですね。
音楽に合わせて行動するスタイルはコミカルさもあり、エッグヘッド編における独特な存在感を放っています。
これらの特徴が合わさり、ブルーグラス中将は戦闘面・キャラクター面の両方で大きな魅力を持つ中将として描かれています。
ウルバン中将のビジュアルとモデルの考察
ウルバン中将は、エッグヘッド編で登場した海軍中将の一人で、その独特なビジュアルが注目されています。
彼の外見には、鋭い牙や威圧的な雰囲気が特徴として挙げられます。
このビジュアルのモデルとして考えられるのが、ワラキア公国出身の技術者であり、巨大な大砲を開発したウルバンです。
ワラキアはドラキュラ発祥の地としても知られ、ウルバン中将の牙はドラキュラ要素を取り入れた可能性があります。
また、彼の名前「ウルバン」は、この技術者に由来していると考えられます。
このように、ウルバン中将のビジュアルや名前には、歴史的な人物や伝説が反映されていると推察されます。
ハウンド中将の名前の由来とその実力
ハウンド中将は、エッグヘッド編で登場した海軍中将の一人で、その名前と実力が注目されています。
「ハウンド(hound)」は英語で猟犬を意味し、彼の名前はこの猟犬に由来していると考えられます。
さらに、英語のスラングでは「嫌な奴」「卑劣な」という意味も持ち、彼の人相や性格を反映している可能性があります。
実力面では、ハウンド中将は「イヌイヌの実 モデル猟犬」の能力者であり、スモーカーと同期であることが明らかになっています。
この能力により、高い戦闘力と追跡能力を持ち合わせていると推察されます。
彼の名前と能力は、猟犬の特性を強く反映しており、その実力は海軍内でも高く評価されていることでしょう。
ワンピースの中将レッドキングに込められたオマージュ要素
レッドキング中将は、その名前と外見から、特撮シリーズ『ウルトラマン』に登場する怪獣「レッドキング」をオマージュしていると考えられます。
名前だけでなく、彼の外見や技にも元ネタの要素が反映されています。
例えば、レッドキング中将の首周りの特徴は、ウルトラマンシリーズのレッドキングのデザインと類似しています。
また、彼の攻撃技である「蒸気ナッコー」は、ウルトラマンの怪獣が持つ破壊的な力を彷彿とさせます。
このように、レッドキング中将には特撮作品へのオマージュが随所に見られ、作品の世界観に深みを与えています。
ワンピースの中将一覧
名前 | 特徴・役割 | 悪魔の実の能力者 |
---|---|---|
モンキー・D・ガープ | 海軍の英雄と称される伝説的存在。怪力の持ち主。 | × |
つる | 「ウォシュウォシュの実」であらゆるものを洗濯できる。 | ○ |
スモーカー | 「モクモクの実」使用。煙に変化する自然系能力者。 | ○ |
バスティーユ | 「鮫切り」の異名を持ち、大型武器で戦う。 | × |
ステンレス | 日本刀を武器とする海軍中将。 | × |
ヴェルゴ | 「鬼竹のヴェルゴ」と呼ばれ、武装色の覇気を操る。 | × |
ドーベルマン | 厳格で苛烈な思想を持つ中将。刀を武器とする。 | × |
モモンガ | 六式を使用する剣士。冷静で優れた判断力を持つ。 | × |
ストロベリー | 頭の長い姿が特徴。戦闘では冷静に指揮を取る。 | × |
ヤマカジ | 葉巻を咥え、笑顔が特徴。部下を率いる優れた指揮官。 | × |
ダルメシアン | 「イヌイヌの実」モデル・ダルメシアンの能力者。 | ○ |
メイナード | 偵察任務に長けた追跡の名手。 | × |
ジョン・ジャイアント | 巨人族初の海兵で、圧倒的な体格を誇る。 | × |
オニグモ | 髪を手に変えて八刀流で戦う。サーベルが武器。 | × |
ラクロワ | 巨人族の中将で、サーベルを使った戦闘が得意。 | × |
ハグワール・D・サウロ | 巨人族で「D」を持つ人物。優しい性格が特徴。 | × |
ロンズ | 巨人族の中将で、巨大な斧を武器にする。 | × |
ギオン(桃兎) | 大将候補に挙がる実力者で、武器は「金比羅」。 | × |
トキカケ(茶豚) | 茶豚の異名を持つ中将。親しみやすい性格。 | × |
ドール | G-14基地長を務め、武闘派の女性中将。 | × |
ブルーグラス | 「ノリノリの実」で物や人を操り乗り物にする能力者。 | ○ |
レッドキング | 蒸気機関の力を用いた攻撃が特徴。 | × |
ハウンド | 「イヌイヌの実」モデル・猟犬(ハウンド)。 | ○ |
ギロチン | 頭の刃物をブーメランのように使って攻撃する。 | × |
土茶 | 手で噛みつく「土茶拳」が特徴。 | × |
ウルバン | 「ツツツツの実」の能力者で大砲人間。 | ○ |
ポンスキー | 「ラコラコの実」でラッコ人間に変身する。 | ○ |
コーミル | G-2支部中将で、ゆとりある正義を掲げる。 | × |
ジョナサン | G-8支部司令官でナバロン要塞の統率者。 | × |
モザンビア | 詳細不明だが中将として描かれる人物。 | × |
キャンサー | アニメ初登場の中将。詳細は不明。 | × |
T・ボーン | 騎士のような人物で、船を斬る剣技が特徴。 | × |
コーメイ | 天才策略家で、知略に優れた中将。 | × |
ナヅ・ケタガーリ | 初登場はSBS。詳細不明。 | × |
ドロウ | 「ONE PIECE novel A」に登場する中将。 | × |
まとめ:ワンピース 中将についてエッグヘッド編で知るべき重要ポイント
- エッグヘッド編では海軍本部から9人の中将が派遣された
- ベガパンク抹殺任務を遂行するために大規模な戦力が集結した
- 中将9人と軍艦100隻(うち20隻は巨大戦艦)が投入された
- ドール中将はG-14基地長で、武闘派の女性中将である
- ドーベルマン中将は厳格な性格で、過去のバスターコールでも活躍した
- 土茶中将は「土茶噛み」という覇気を使った指銃技を持つ
- ウルバン中将はワラキアの技術者「ウルバン」に由来する
- ハウンド中将は「イヌイヌの実 モデル猟犬」の能力者である
- レッドキング中将はウルトラマンの怪獣がモデルとされる
- ブルーグラス中将は「ノリノリの実」で乗り物を操る能力者である
- ギロチン中将は頭の刃物を武器として使う
- ポンスキー中将は「ラコラコの実」の能力者でラッコ人間に変身する
- エッグヘッドの戦力投入はバスターコールを超える規模である
- ジュエリー・ボニーの能力でドール中将が幼児化するシーンが描かれた
- 各中将は個性的な名前やビジュアルが特徴となっている